【「世紀のロイヤルウェディング」に見る、結婚生活の教訓】

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1981年、イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚は、「世紀のロイヤルウェディング」と言われ、その華やかな結婚式は、世界中に、一大センセーションを巻き起こしました。

しかし、華やかに見えた結婚生活は、実は、当初からかなり危機的な因子を含んでいました。それは、チャールズ皇太子が、ダイアナ妃と結婚する前から交際していた、カミラ夫人という愛人が居り、その関係は、チャールズがダイアナと結婚した後も、続いていたのです。

この事に、ダイアナは大きなショックを受け、深く傷つきました。また、ダイアナは、自分に対する思いやりの気持ちが、チャールズからは感じられず、次第にチャールズに対し、不満を募らせて行きます。それでも、チャールズとダイアナの間には、ウィリアムとヘンリーという二人の王子が誕生し、世間もそれを歓迎しましたが、実は、その頃には二人の関係は、もはや修復不可能なほど、悪化していました。

ダイアナは、夫のチャールズの自分に対する接し方が、あまりにも冷たく、どうしても、愛情を感じる事が出来なかったといいます。実は、それらの事は、後年、ダイアナがチャールズと離婚した後、メディアのインタビューに答え、赤裸々に告白したものですが、チャールズの方は、この結婚生活の失敗については、あまり多くを語ってはおらず、その心境については、良くわかってはいません。それでも、チャールズの方にも、色々と言いたい事は有ったように思います。

しかし、チャールズは妻であるダイアナに対し、素直に自分の気持ちを伝える、という事は、あまり無かったようです。チャールズの、その寡黙さは、生まれた頃から、英国王室という特殊な環境で育ったという事に起因しているように思われますが、それでも、縁有って夫婦になったのですから、もっと、お互い腹を割って話し合うという事や、お互いを信頼するという気持ちが有れば、二人の結婚生活は、もっと違った結果になったのではないかと思わずにはいられません。

ダイアナは1997年に交通事故で亡くなりましたが、二人の結婚生活の失敗は、夫婦として信頼関係を保つ事の大切さを、我々に教えてくれているのではないでしょうか。